皆様、こんにちは、こんばんは!
空は高く澄み渡り、心地よい秋風が吹き抜ける季節となりましたね。
MEDIA & GENDER LABO.(田中東子研究室)のブログを担当させていただくM1のファンと申します。春学期が無事に終了し、あっという間に秋学期がやってきました。怒涛のような第一週が過ぎ去り、毎日忙しい中でも、充実感あふれる日々を過ごしています。
さて、今回は自分の経歴と、この夏休みの出来事を振り返りたいと思います。
私は去年の9月末に日本に来て、早くも一年が経とうとしています。時間の流れの速さに驚かされます。日本に来る前は、アメリカの晴れやかなコーストシティにある大学で四年間を過ごしました。学部時代は言語学に熱中し、「言語」そのものの科学をあらゆる側面から研究しました。特定の「言語」を理解しなくても、言語学の枠組みを通じてさまざまな研究ができることに魅了されました。歴史言語学や言語習得学など、学際的な分野の授業を受けながら、日本語に関するフィールドワークにも挑戦しました。非常に楽しい学びの時期でした。では、なぜ私は今ここにいるのでしょうか?
私にとって修士課程に進むという考えは、大学四年生の時点ではまだありませんでした。しかし、四年生の時に一つの授業が私の考えを変えるきっかけとなりました。「Japanese POP Culture」という授業で、私が長らく興味を持っていた日本の二次元文化やサブカルチャーが、学問として深く探求される可能性を知りました。そして、外国人研究生として学府に合格し、日本での生活が始まりました。研究生としての半年間は自分にとって非常に重要な時間でした。初めて本格的に日本の教育を受け、先生方はもちろん、周りの先輩や仲間から多くの刺激を受け、充実した日々を送りました。そこで、私の研究意欲も一層燃え上がりました。
そして、春学期に修士課程に進学してから、再び勉強と研究の楽しさを実感しました。その後、長~い夏休みを過ごす中で、この研究室の仲間たちとよくお会いする機会がありました。その中で特に印象深い出来事が二つあります。一つは、9月に早稲田大学で開催されるカルチュラル・タイフーン学会2023「新しい戦(中)とフェミニズム」という学会です。これについては、カクさんの8月号のブログで予告されていたと思います。始まりの基調対話で、田中先生、伊藤守さん、陳光興さんの三人が今の東アジアが直面している「戦争」と関連する複雑な問題について新しい認識を得ました。また、研究室のメンバーであるマオさんとリュウさんの発表も聞きに行き、大変刺激を受け、来年の学会で私も発表したいと強く思いました!また、他の発表者たちが扱っている様々なテーマにも興味津々で、興奮しながら拝見しました。最後に、研究室の皆様と記念撮影もできました。
もうひとつの印象深い出来事は、田中東子研究室が共催した、国際シンポジウム 「レイシズムを記憶する意義 ―関東大震災虐殺ミュージアムを設立するために―」という活動への参加です。この活動には、私を含むマオさん、十河さん、リュウさんの4人でスタッフとして参加しました。博物館を立ち上げるための活動に自分の力を貸せたことは非常に有意義でした。活動でさまざまな方々とお話しすることで、自分の視野が広がっていく感覚を味わいました。非常に素晴らしい思い出となりました。
最後に、秋学期のスタートを迎え、様々な目標を達成したいと考えています。食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋…。皆様はどのような秋を迎えたいでしょうか?一緒に頑張って、充実した学期にしていきましょう!