研究室だより 2024年6月号(担当:江原)

投稿日:2024.06.25

投稿者: 共通田中研究室

図2:研究室所属メンバーが田中先生にプレゼントした「指導教員アクスタ」

こんにちは、

田中東子研究室M1の江原優美子です。

突然ですが、この写真をご覧になって、何か気づきましたか?

そうです、ジェンダーと社会学理論で有名な江原由美子先生の『装置としての性支配』を手に持っているんです!

 

私の名前は江原美子なので、ジェンダーと社会学理論で有名な江原由美子先生との文字しか違わないんです!ZOOMの名前を「Yumiko EHARA」と設定しているので、社会学系やジェンダー研究系のZOOMミーティングに入るたびに、様々な方を驚かせてしまっています。
(冬の院試前の授業公開の際にも、このZOOM上の表示名のせいで田中東子先生を驚かせてしまいました…)

学部時代は社会学部で、ジェンダー研究を中心に学んでいました。そのため、その際にも他の受講生の方をざわめかせたり、江原美子先生の本を輪読しているときに一人だけそわそわしたりしていました。


さて、今回はM1の生活について簡単に説明したいと思います。
学際情報学府の学期はS1、S2、A1、A2に分かれていますが、S1とS2はちょうど前期後期の前期にあたる学期です。前期が二つにわかれていて、前期の前半がS1、後半がS2です。
S1は主に必修の授業が多いです。オンデマンドで情報学府の先生方のオムニバス形式の授業と、学府のM1同士のグループワークの授業は、S1の必修授業です。ITASIA以外の全てのコースの学生が一斉に受ける授業なので、他のコースの人とも知り合いになれます。
特に、田中東子研究室は文化・人間情報学コースなので、同じく文系のコースである社会情報学コースの人と授業が被ることが多いものの、それ以外のコースの人とはあまり授業が被ることが少ないです。そのため、このグループワークのコースはなかなか関わることの少ない理系コースの人と知り合う最高のチャンスです!
これ以外にも、私は新しいジャーナリズムの形についての授業、Discriminationについての授業、社会学の古典を読むゼミ、そして田中東子先生の担当されているメディア文化研究Ⅰと論文指導ゼミに参加しています。
ほとんどの授業は文献講読必須です。具体的には、事前に文献を読み、授業では、担当者の人が発表、その後にディスカッションという形で進みます。学部時代と比べて授業のコマ数は少なくなりましたが、毎回の予習のため、忙しさは学部時代と同じか、少し忙しいくらいです。
田中東子先生のメディア文化研究Ⅰでは、新唯物論について扱っています。今まで私が全く触れてこなかった分野なので、正直かなり苦戦しています…

ただ、大学院のいいところ(というより田中東子研究室のいいところ!?)は、先輩や同期に質問したり、議論し合ったりして、お互いに学び合えるところです。特に、田中東子研究室は、フレンドリーで和気あいあいとした雰囲気なので、基本的なことだとしてもお互いに話しやすい気がします!
特にM1の間では、新唯物論の議論についていくため、また社会学の系譜や研究の方法論について学びを深めるために、1週間もしくは2週間に一回のペースでゆるーく互助会を行っています。今まで、新唯物論がどのようにフェミニズムと接続できるか話し合ったり、社会学の系譜の整理、方法論についての疑問解消し合ったりしました。かなりお互いに助け合っています!
正直なところ、その回のうちに出てきた疑問を解決できないこともあるのですが、それは次回に持ちこしたり、なにか関連しそうな論文などを見つけた時に共有し合ったりしています。たとえ、解決しなくても、お互いにウンウン言いながら悩むのも楽しいし、モチベーションが湧いてきます!

 

授業以外にも田中東子先生と研究室の先輩・同期でご飯会をしたり、アクスタを制作したり…と色々交流があります。田中東子研究室には、日本メディア学会とカルチュラル・スタディーズ学会に参加したり、発表したりする方が多いので、その際にも研究室の人々とお会いできてとても心強いです。つい最近だと、私は日本メディア学会の春の大会の田中東子先生が司会を務めていらっしゃったシンポジウムでは、研究室メンバーがあちこちにいました笑

 

図2:研究室所属メンバーが田中先生にプレゼントした「指導教員アクスタ」

(田中東子先生のお誕生日会をした時の画像です)