メンバー紹介
研究員等

松浦 優(MATSUURA Yuu)
特任研究員(日本学術振興会特別研究員PD)
二次元性愛、Aro/Ace
九州大学大学院人間環境学府博士後期課程修了。「二次元のキャラクターや物語を、生身の人間とは異なる存在として、性的に欲望するセクシュアリティ」について、社会学的調査やクィア理論的研究をしています。主要業績:『アセクシュアル アロマンティック入門』(集英社新書)。
博士課程

楊 朝陽(YANG Zhaoyang)
博士課程
身体表現とジェンダー、メディア文化
中国人民大学ジャーナリズム学部卒、早稲田大学文学研究科演劇映像学・舞踊学修士課程修了。言葉よりも身体の表現に魅了され、クラシックバレエから民族舞踊、ポップダンス、アイドルダンスに至るまで幅広いダンス研究に関心を持っています。現在は、ダンスとメディア、ジェンダー研究の交差領域において、「踊ってみた」やTikTokダンスなどを事例に、女性ダンサーの身体表現とメディア環境の関係性を考察しています。

劉 楷文(LIU Kaiwen)
博士課程
ジェンダーとメディア研究、文化研究
復旦大学歴史学系卒。名古屋大学人文学研究科 G30 Linguistics and Cultural Studies Program 修了。ジェンダーとメディア構造の視点から、1970年代以降の日本写真文化史を書き直す作業を行っています。

山本 恭輔(YAMAMOTO Kyosuke)
博士課程
映画とフェミニズム、ジェンダー
千葉大学国際教養学部卒、千葉大学大学院総合国際学位プログラム修士課程修了。修士(学術)。フェミニスト・カルチュラル・スタディーズ、メディア文化論、言語人類学など。特に、2010年代アメリカのハリウッド映画における「多様性」や「フェミニズム」の取り込みを巡る事象について注目している。

毛 雲帆(MAO Yunfan)
修士課程
ジェンダー・セクシュアリティ、サブカルチャー
慶應義塾大学文学部卒。専門はジェンダー、フェミニズム、カルチュラル・スタディーズである。動物的な身体改造やパフォーマンスが、ポストヒューマニズムの限界をいかに押し広げるのかに関心を寄せる。修士論文「動物化から始まるポストヒューマンの<身体>―中国のファーリー・ファンダムの分析を通して―」により、2024年度学際情報学府優秀修士論文賞を受賞。
修士課程

小林 りこ(KOBAYASHI Riko)
修士課程
フェミニズム、社会運動、歴史
慶應義塾大学総合政策学部卒。戦後日本のフェミニズム運動、とりわけ1970年代の「ウーマンリブ」運動を中心に研究しています。草の根のメディアに注目し、インターセクショナリティの視点も取り入れながら、フェミニズム運動の展開を歴史社会学的に考察しています。

歌川 達人(UTAGAWA Tatsuhito)
修士課程
映画、映像業界
映画・映像業界の構造に関心を持っています。主に、Behind the Cameraで働く人々のD&Iとメディア構造・就労環境等との相関関係を考察していきたいと考えています。

江原 優美子(EHARA Yumiko)
修士課程
ジャーナリズム、ジェンダー、インターセクショナリティ
一橋大学社会学部卒。共感という資源が対象の属性によってどのように配分されるのかに興味があります。特にジャーナリズムの報道を通じて、どのように共感が生み出され、社会の変化/維持をもたらすのかについて、ジャーナリズム文化、実践、内容の分析を通じて明らかにしたいと思っています。

葉 いずみ(YOU Izumi)
修士課程
お笑い芸人とフェミニズム
東京大学文学部社会学専修課程卒。男性多数な日本のお笑い業界における、女性芸人の振る舞いに関心を持っています。お笑い・テレビ業界の男性中心的な規範に対し、時に抵抗しながら笑いを得る女性芸人の振る舞いを、フェミニズムと関連づけながら考察したいと考えています。

羅 紫瓊(LUO Ziqiong)
修士課程
フェミニストポッドキャスト
西安交通大学外国語学部卒。西安交通大学外国語学部卒。ポッドキャストを通じてフェミニズムへの関心を深めた経験を踏まえ、現在はフェミニストポッドキャストによって形成されるデジタル親密圏が、リスナーの文化実践を通じて対抗的公共圏として機能する可能性について考察を進めたいと考えています。

杜 雨桐(DU Yutong)
修士課程
オンラインフェミニズム、プラットフォーム労働
早稲田大学国際教養学部卒。若年女性が日常Vlogを通して発信するライフスタイルや労働のかたちに関心があります。可視化されにくい労働が、プラットフォーム上でどのように再構築・消費されるのかを、フェミニズムやメディア研究の視点から考察していきたいと考えています。

江連 千佳(EZURE Chika)
修士課程
フェムテック, ポストフェミニズム, 女性の身体と技術
津田塾大学総合政策学部卒。フェムテック分野での起業経験をきっかけに、「本当に女性のための技術なのか」という問いを抱き、研究に取り組んでいます。学部では政策との関係を計量的に分析し、修士では「フェムテック」という言葉の境界をめぐる政治性とポストフェミニズムの関係を批判的に考察しています。

郝 思璐(HAO Silu)
修士課程
ドラマ, オンラインフェミニズム, オーディエンス・レスポンス
一橋大学社会学部卒。中国の女性の視点から物語が展開される「大女主ドラマ」における女性表象と、それを視聴者たちがどのように受容・解釈しているのかについて研究している。ポピュラーカルチャーにおける女性の表象と、それに対するオンライン上のフェミニズム的な言説や実践に注目している。

十河 翔(SOGO Sho)
修士課程
メディア、ジェンダー、ライフデザイン、ウェルビーイング
慶應義塾大学大学院修了・早稲田大学大学院修了。修士(デザイン学・経営学/MBA)エイベックス(avex) →LINEヤフー(Yahoo! JAPAN)。メディアやエンターテインメント業界で仕事をしてきた、学び直し(学び重ね)の社会人学生です。さまざまな経験をした今、その講義や研究や論文に出会えたからこそ感じられる気づきや発見を日々大切にしながら、自身の研究と向き合っていきたいと思います。
修了生

方 妍 (FANG Yan)
2024年度修士課程修了
サイバースペースにおける「女性身体」の構築と消費ーー日本の「バ美肉」バーチャルYouTuberを中心に

渡辺 明日翔
2022年度修士課程修了
「興味半減」から「ネタバレ」へ
パラテクストを通じたオーディエンスの反応史

牧 大登
2022年度修士課程修了
ステレオの詩学1960-70
室内空間における音の聴取の物質文化とその変容のサウンドスケープ/メディアスケープ(優秀修士論文)